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黄連 (おうれん) |
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キンポウゲ科の常緑多年草オウレンCoptis chinensis などの根茎。 清熱、解毒、抗菌、鎮静作用があります。炎症などに用いられ、整腸作用もあります。 一般に1.5〜9グラムを煎じて服用します。 二日酔い常習犯の秘薬 ホテル会社で営業部長を務める53歳の男性の手帳は、夜の接待や商談から埋まっていく。年末の予定の中には、夏のあいだに決まったものもある。 学生時代から、酒はかなりいけるほうだった。若いころは、飲みすぎても翌朝まで酔いを持ち越すことはなかった。 ところが、40歳を過ぎたあたりから酒に弱くなった。さほど多飲しなくても、翌日の昼ごろまで酔いが残ることが増えた。食欲がなく、頭が重い。ムカムカして気持ち悪い。こんな日が月曜から金曜まで続くと、さすがにつらい。 休日に友人と飲むときなどは、リラックスするせいか、ペースが速くなり、本格的な二日酔いを味わうことも多い。頭痛や嘔吐は午後にまで及ぶ。いくつになっても二日酔いに苦しむ自分にあきれる。 二日酔いの原因は、もちろんアルコールである。アルコールは体内で「熱邪」と化して人を苦しめる。熱邪は、痛み、熱感、炎症、充血などの原因となる。 酒類のアルコール濃度はビールで約5%、ワインで13〜15%、日本酒で15〜16%程度である。つまり酒を飲むといっても、飲んでいる液体の8〜9割は水である。酒の飲み過ぎは同時に水の飲みすぎでもあるわけだ。この過剰な水も、「湿邪」として体調を悪化させる。 二日酔いの症状は、これら熱邪と湿邪によって引き起こされる。吐き気、頭痛、下痢、腹痛、いずれも湿邪と熱邪の連携プレーによるものだ。 本来ならば体質改善をして肝機能を高めるのが一番よい。しかし一時的な軽い二日酔いならば、湿邪をさばくだけで楽になる。茯苓、半夏などの生薬がいい。しかし重症の場合は熱邪も取り除く必要がある。黄連はそういう力をもつ生薬だ。過剰な熱を冷まし、二日酔いからの回復を速める。湿邪を取り去る力も併せ持つ。 黄連の清熱作用は強く、発熱、出血、皮膚炎、それに不眠やのぼせにも効く。 二日酔いになると、自分の意志の弱さを見せつけられることになる。二日酔いはそのための反省期間かもしれない。 |
| エルネオス 2005年12月 |
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