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紅花 (こうか) |
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キク科の2年草ベニバナCarthamus tinctoriusの管状花。 血流を整える作用があり、月経異常や高血圧、心疾患などに使われます。 一般に3〜10グラムを煎じて飲みます。妊婦には禁忌です。 血流を整えて高血圧を改善 精密機械メーカーの名古屋支店長を務める55歳の男性は、高血圧の診断を受けてから今年で10年になる。自覚症状はまったくなかったのだが、会社の定期健診で高血圧が見つかった。上が160、下が90だった。父親が高血圧だったので、「まあ遺伝でしょう。この薬をこれから毎日、ずっと飲み続けてください」と医者に言われて、降圧剤が処方された。それを飲むと血圧は下がり、正常域に入った。 降圧剤さえ飲んでいれば何も気になることは起きなかった。自分が高血圧であることさえ忘れるほどだった。しかし、薬を飲み忘れると、血圧はてきめんに上がり、頭痛や肩こり、めまいや動悸がした。 最近も降圧剤は飲んでいるが、頭が重く肩や首が張る感じが慢性化している。顔色がどす黒く、つやがなく、唇は紫色で、いかにも血液がどろどろしているような顔だ。首から上がのぼせる感じがするのに、手足は冷たい。一生この薬に頼り続けなければいけないのかと心配にもなってきた。 漢方では、血液循環が悪化している証を“血お”という。この男性のような症状が現れやすい。この証は女性にも多く、生理痛や生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫などとの関連が深い。 血おの場合、漢方では“活血化お”という方法で体質改善を進める。そのためによく用いられる生薬の一つが紅花だ。 紅花は、キク科の二年草、ベニハナの花冠。血管拡張作用があり、血圧を降下させてくれる。高血圧をはじめ、狭心症や虚血性疾患、脳梗塞などの改善や予防に効果がある。静脈の鬱血を取ってくれるので、静脈瘤にも用いられる。また、子宮興奮作用があるので、婦人科系の疾患にも良い。免疫賦活作用や抗炎症作用もある。 さらに、性味が温、辛・微苦、つまり体を温める働きがあるので、血行が悪く手足が冷えやすい人の体質改善にも効果がある。とくに、下半身は冷えるが上半身はのぼせやすい人に良い。 先の男性も、紅花配合の漢方薬を1年間服用し、血圧を下げることができた。もちろん、降圧剤を服用する必要もなくなった。 |
| エルネオス 2007年2月 |
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