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白芍 (びゃくしゃく) |
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ボタン科の多年草シャクヤクPaeonia lactiflora の根の外皮を除いたもの。 体を滋養したり、平滑筋を弛緩したりします。緊張を和らげる効果もあります。 一般に6〜12グラムを煎じて飲みます。肌のくすみにも効果的です。 慢性ストレス性の胃痛の改善 外資系証券会社で年金運用を担当する男性の悩みは胃の痛みである。 もともと神経質なほうだったのに、大学を卒業して当時の花形企業を就職先に選んでしまったばっかりに、その日からストレスの多い毎日を送っている。その結果、社会人になってから約30年、胃痛ばかりを繰り返している。 20代は、胃の粘膜が少し荒れていますね、ストレスが原因でしょうねと言われた。軽い胃炎とのことだった。 30代に入って胃が痛む頻度が明らかに高くなった。35歳の時に、昇進してすぐ胃潰瘍と診断された。そのときも、ストレスが原因でしょうと言われた。 ストレスが原因で胃が痛むことなど、医師に言われなくてもわかっている。社内での地位が上がってから悪化しているし、重要な会議の前には毎回、胃が痛む。 40歳を過ぎてからは慢性的な疲労感も抱えるようになった。いくら寝ても寝足りないし、胃も常にしくしくと痛む。 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とは、女性の立ち居振る舞いを表す言い回しだ。実際、芍薬はしなやかで、しかも、ふくよかな花を咲かせる。初夏になると、花屋に直径3センチほどのつぼみをつけた芍薬が並ぶ。花器に生けると、どんどん水を吸い上げ、数日もすると直径15センチもの大ぶりの花を咲かせ、部屋をがらりと明るくしてくれる。 生薬の芍薬は、その根である。一般に、外皮を除いて乾燥したものが使われる。 芍薬には止痛作用がある。胃潰瘍や胃炎の痛み、過敏性大腸炎の腹痛や排便異常に効く。筋肉痛やこむら返りにもいい。 滋養作用も強い。疲労倦怠感や中年期以降のめまい、耳鳴り、皮膚の乾燥に効果がある。女性の生理不順にも使う。 ストレス抵抗性を高める働きもある。「心身一如」を旨とする漢方には、精神面と体調のバランスを調える生薬が多い。 この手の相談、実は女性よりも男性からのほうが多い。ストレス抵抗性は女性のほうが強いのかもしれない。男性も芍薬のようにしなやかにいきたいものだ。 |
| エルネオス 2006年5月 |
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