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⇒参考エッセイ・ショートストーリーはこちら
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目の疲れ、またの名を眼精疲労。毎日パソコン画面とにらめっこ、深夜におよぶ書類との奮闘、気がつけば長時間のテレビゲーム、携帯電話画面の細かい文字を凝視する時間・・・、現代は目を酷使して目を疲れさせる要因に囲まれています。
歩きすぎると足が疲れるように、目も使いすぎると疲れます。慢性化すると頭痛や肩こりなど、眼以外にも不調をまねきます。逆に、残業や寝不足による身体の疲れ、また緊張やストレスによる精神面での疲れからも、目の疲れがやってきます。目の疲れは、目だけの疲れではなく、身体や精神面の不調も関係しているといえます。
27歳の女性で、目の疲れを訴えるかたがいました。毎日パソコンを使って長時間仕事をしており、目の疲れとかすみを自覚するようになりました。疲れていると目の焦点がなかなか合いません。最近では眼の奥が重く痛いような感じが強く、頭痛や首・肩のこりも生じています。精神的にもイライラしやすくなってしまいました。
このかたの場合は目に必要な栄養やエネルギーがもともと不足している上に目を酷使する環境でますます養分が欠如している状態です。栄養不足の体質が肩こりやストレスに対する弱さを招いています。こういうときは人参や白朮、熟地黄、当帰などの漢方生薬を使って、栄養やエネルギーが豊富に体内を流れる体質を作り、目の疲れだけでなく、その他の症状も緩和します。
パソコン画面を見すぎるために目の疲れや充血、かすみ、視力低下などをまねく状態をVDT症候群といいます。VDT(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)とはパソコンやテレビの画面のことです。集中して画面を見続けるために、まばたきの回数が減少して目が乾き、目に負担がかかります。画面と書類の間で目を頻繁に移動させる必要性がさらに目を疲れさせます。同時に長時間おなじ姿勢をとることにより首、肩、腕の痛みも誘引されます。ひどい場合は頭痛や食欲不振、便秘、いらいら、うつ症状が現れます。現代の新しい病気ですね。
パソコンやテレビ画面の見すぎで目の疲れを訴える人の多くがドライアイになっていることもわかっています。車の運転や細かい字を長時間見る仕事の人にも見られます。涙の量が減った状態ですので、目の乾燥感や異物感、重く疲れる感じや痛みがします。涙の量はストレスによっても減少しますので、ドライアイやVDT症候群には党参、白朮、山薬、香附子などの漢方生薬で目を潤し、ストレスの緩和を進めます。
日常の注意点としては、まず休息をまめにとり、睡眠を十分とること。読み書きやパソコン作業のときの姿勢にも気を配りましょう。悪い姿勢は首や肩に負担がかかり、目の疲れのもとになります。そして目に栄養を与えるよう、季節の野菜や根菜などバランスのよく食べるよう心がけてください。その他、仕事の休息中は目を閉じる、ときどき遠くの景色を見る、目の周りを指で軽くマッサージするなど、目をいたわりましょう。また、合わない眼鏡やコンタクトレンズは目を疲労させるので、適正なものを使うよう心がけてください。眼鏡を変えただけで目の疲れがなくなったということもあります。 |
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一般に、眼精疲労にはビタミンB含有の点眼剤、ドライアイの場合は涙と似た成分の目薬を必要に応じて使います。できれば防腐剤の入っていないものがいいでしょう。市販のもので十分です。
程度のひどいときは外科的な処置がほどこされることもあります。
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目の疲れ、かすみ、目の重い感じがあるときは四物湯や帰脾湯、目の充血や異物感を伴うときは明目地黄湯や知柏地黄湯、目の疲れにいらいらやストレスを伴うときは逍遥散や柴胡疏肝散、ドライアイやシェーグレン症候群など目の乾きがつらい場合は啓脾湯や参苓白朮散などの処方が適しています。
なお、以下のエッセイ・ショートストーリーも参考になさって下さいませ。
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