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胸部・腹部と手足に
関するもの |
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⇒参考エッセイ・ショートストーリーはこちら
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| 漢方薬で食欲を健全なかたちに調整する |
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食欲は、一般に消化管内の食物貯留の状態と関与しており、胃など消化管内に食物があるときには食欲を自覚せず、逆に消化管内に食物がなくなると胃腸が収縮し、空腹を感じます。また食欲は、脳の視床下部にある食欲中枢と満腹中枢との関係が深いため、胃腸の中の食物貯留状態以外の要因にも左右されます。
食欲に影響を与える要因としては、消化管の収縮程度のほかに、血中の遊離脂肪酸やホルモンの濃度、血糖値、また嗅覚や視覚など五感への刺激、睡眠や疲労度、体温や健康状態、季節や気候、人間関係や精神状態、そしてそれに伴うストレスの関与などがあります。
また、胃炎や胃・十二指腸潰瘍、肝炎や膵炎などの消化器系疾患や、糖尿病や甲状腺機能低下症などの内分泌・代謝系疾患、また循環器系や呼吸器系、腎不全などの泌尿器系疾患などでも食欲が低下します。また躁うつ病のうつの期間や自律神経失調症、各種神経症でも食欲が落ちます。
逆に、甲状腺機能亢進症や糖尿病などの内分泌・代謝系疾患や、躁うつ病の躁の期間などの場合は、食欲が亢進します。
しかし一般にはこのような重い病気にかからなくても、ちょっとした体調や精神状態の変化や、女性の場合は生理前のホルモンバランスの変化などで、食欲が増進したり減退したりするものです。
西洋医学では、食欲減退や食べ過ぎの原因となっている病気が明らかな場合は、その病気を治療することにより正常な食欲を取りもどすことができますが、とくにはっきりした原因が分からない場合は、とくに治療をせず、経過の観察のみ行うのが一般的です。
一方、中医学(漢方)では、食欲不振や食べすぎの原因を、体調や心身のバランス、また内臓など諸機能の失調にもとめ、そのバランスを調整し正常化することで適切な食欲を回復できるよう努めます。漢方薬には、自律神経やホルモンバランスの失調、それに精神面のストレスや不安定に対して働きかける作用がありますので、大きな病気ではなく西洋医学的には原因不明の食欲減退や食べすぎに対しても効果が期待できます。食欲中枢や満腹中枢に対して不自然に作用している過剰な刺激を取り除くなどして、自然なかたちの食欲を自覚できる状態を取りもどす、これが中医学の方針です。
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| 漢方薬を飲むにあたって |
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食欲不振や食べすぎに用いられる漢方薬は、その状態や特徴、それにひとりひとりの体質によって大きく違ってきます。漢方薬で胃腸の調子を整えればいいのか、内臓の働きを正常化させて体調を整えればいいのか、ホルモンのバランスを整えればよいのか、精神的なストレスに対する抵抗性を高めればいいのか、などにより、用いる処方が違ってくるのは当然です。食欲不振にはこの漢方薬がいい、食べすぎにはこの漢方処方がいい、などというものはありません。漢方薬を飲む際は、中医師など漢方の専門家のカウンセリングを受けて、自分に最適な漢方処方を選んでください。
食欲不振も食べすぎも、重い病気と関係する場合もあります。気になる場合は放置せず、早期にカウンセリングを受けて体質改善などに当たるとよいでしょう。
なお、以下のエッセイ・ショートストーリーも参考になさって下さいませ。
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