薬石花房 幸福薬局
ENGLISH サイトマップ
皮膚・肌の関係
 ├  湿疹・蕁麻疹
 ├  アトピー性皮膚炎
 ├  にきび
 ├  しみ
 ├  肌荒れ・くすみ
 ├  乾燥肌・脂性肌・毛穴の悩み
 ├  多汗症と汗のにおい
 ├  乾癬
 └  皮膚の病気
⇒参考エッセイ・ショートストーリーはこちら
ドライスキンとオイリースキン

漢方薬で肌の調子を調える
人間の皮膚は、表面から角層・表皮・真皮・皮下組織と重なっており、からだ全体を包んで、体内の生命活動が環境の影響を受けて混乱されることなく一定条件で行われる働きをしています。また人間のからだの約70%を占める水が体外に漏れるのを防いだり、また外部からの細菌やウイルスの侵入を防いだりしています。皮膚は、広げると約1.8uあり、その重さは約4〜6sほどになる、人体で最大の臓器です。

皮膚には毛穴と汗孔とがあいており、毛穴の奥には皮脂腺があります。皮脂は皮脂腺でつくられ、毛穴から流れ出て皮膚の表面をおおいます。また汗は汗孔の奥にあるエクリン汗腺でつくられ、体表に出てきます。

肌の表面は皮脂でおおわれており、角層からの水分蒸発を防いでいます。また角層内にある細胞間脂質やそれが分解されてできたアミノ酸が角層内で水分を保持する役割を果たしています。こういうアミノ酸のように角層内で水分保持する物質を保湿成分とよんでいます。保湿成分が適度の水分を保持して角層が潤っているとき、肌は柔らかく滑らかです。

乾燥肌(ドライスキン)は、角層内の水分量が減少した状態です。脂分ではなく、水分が少ない状態です。乾燥肌はかさかさとざらついて、きめが粗くなります。また角層の水分が少ないので顔を洗ったあとにつっぱります。正常な角層には適切な吸水能力と水分保持能力があるために肌の潤いを保つことができますが、角層内の保湿成分が少ないと、肌は乾燥します。また肌の表面をおおう皮脂の量が不足している場合も、角層からの水分蒸発が進んで肌が乾燥します。

脂性肌(オイリースキン)は、皮脂の分泌量が過剰な状態です。顔全体やTゾーンが光っており、毛穴が開いています。皮脂の分泌量はホルモンの影響などを受けて変化します。

肌の乾燥状態や皮脂の量は、ちょっとした疲れや睡眠不足、食事の不摂生、精神的なストレス、ホルモンのバランスなどによっても変化します。

西洋医学では、乾皮症や皮膚炎など病気としてあつかわれる場合以外は、一般に治療の対象となりません。美容上の問題は、美容外科や皮膚科、エステティックサロンなどで対応しているところもあり、おもにクリームや乳液・軟膏によるスキンケアやケミカルピーリングなど、からだの外部からの治療が中心となります。

一方、中医学(漢方)では、内臓の機能や心身のバランス、またホルモンの状態を調整し正常化することにより、肌の調子を整えていきます。漢方薬の働きにより皮脂の分泌量や角質内の保湿成分量が調整されるなどして、角質に保持される水分量が適正化されていくと思われます。漢方薬の服用により乾燥肌や脂性肌から正常な肌に回復することは実際によく経験します。からだの内側から肌の状態を整えていくことになります。
漢方薬を飲むにあたって
乾燥肌や脂性肌に用いられる漢方薬は、肌の状態や特徴、それにひとりひとりの体質によって大きく違ってきます。漢方薬で内臓の働きを正常化させて体調を整えればいいのか、血行を改善すればよいのか、ホルモンのバランスを整えればよいのか、などにより、用いる処方が違ってくるのは当然です。乾燥肌にはこの漢方がいい、脂性肌にはこの漢方がいい、などというものはありません。漢方薬を飲む際は、中医師など漢方の専門家のカウンセリングを受けて、自分に最適な漢方処方を選んでください。

なお、肌の調子を整えるためには、毎日のスキンケアとともに、食事は野菜を中心にして夜遅くの飲食をひかえる、タバコをひかえる、睡眠時間や食事の時刻など規則正しい生活を心がけるなど、日常生活での養生を忘れないようにしてください。

なお、以下のエッセイ・ショートストーリーも参考になさって下さいませ。

All Rights Reserved. Copyright (c) Kofukuyakkyoku.