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目の疲れや肩・腰の疲れだけでなく、どうも疲れやすい、全身がなんとなくだるい、朝起きにくい、頭が重い、集中力に欠ける、 やる気がしないなどの疲労感を感じることは多いのではないでしょうか。ちょっとした疲れならすぐ回復しますが、休んでもなかなか取れない慢性的な疲労に対しては漢方薬で疲労を取り去り、根本的に元気と取りもどしてほしいものです。疲れたからといって毎日のようにビタミン剤や栄養剤ばかり飲んでいても、慢性疲労の根本治療にはなりません。

30歳の女性で疲れやすさを訴えてカウンセリングに来たかたがいました。これまで大きな病気をしたこともなく、会社の定期健 診でも毎年異常は見つかりません。しかしここ数ヶ月は疲れやすく、友だちからも「最近ちょっと元気がないんじゃない?」と言われたりします。パソコンを使う仕事をしていますが、目の疲れも強く、ときに目がかすむこともあります。

このかたの場合は仕事の疲れから内臓機能が低下し、体内の気や血が少なくなって慢性的な疲労をまねいている例です。内臓機能 を高めて気を補う黄耆や人参などの漢方生薬と、熟地黄や酸棗仁、竜眼肉など血を補う生薬を服用してもらい、短期間でもとの元気と明るい笑顔を取りもどしました。

慢性的な疲労は、多くの場合このように内臓機能の低下や気血の減少をともないます。体の機能が衰えて体内の栄養やエネルギー の量が少なくなったために肉体的にも精神的にも元気が出ない状態です。とくに体のどこかが悪いわけではありません。

このような場合は漢方がよく効きます。漢方薬が全身機能を高めて活力を補ってくれるからです。実際わたしのところでも疲労倦 怠感の改善例は多く、数年前にそれらの例を分析し、現代の日本における疲労倦怠感の証の特徴として論文にまとめ、北京で開かれた国際学会「国際伝統医薬大会」で発表したことがあります。

そのときの分析で確認できたことですが、慢性疲労の原因は大きく分けて二種類あります。一つ目は体力や精神力の消耗、食生活 の不摂生、睡眠不足などにより体内のエネルギーや機能が低下している場合です。多くはこちらのタイプで、先の女性の例もそうでした。生命活動に必要なものが不足しているために疲れを感じるのは当たり前です。

そして二つ目は精神的ストレスや情緒変動により、体内の気の流れが停滞している場合です。このタイプはこれまで慢性疲労のタ イプとして重視されることはありませんでしたが、近年は増加傾向にあり、先の分析でも33%にのぼりました。たとえ生命活動に必要なエネルギーや栄養はたっぷりあったとしても、流れが悪いために有効に使うことができず、疲労感が募ります。

37歳の男性です。大学を卒業して以来ずっと働きづめで仕事の面でも順調でしたが、ここのところ疲れがとれず、以前ほどやる 気が起こりません。頭痛もあり胃腸の調子もよくないので検査をしましたが異常はありませんでした。いらいらしやすく、また集中力や持続力が急に低下してきているように感じます。

このかたの場合は、長期にわたる無理や疲労が少しずつ累積して、とうとう気の流れを悪くしてしまったタイプです。気の流れが 停滞すると精神面でも思うようにことが運ばなくなります。生薬としては鬱金、香附子、枳殻、青皮など、気の流れをのびやかにするものを使い、慢性疲労を取り除きました。気にならない程度の疲れやストレスでも蓄積すれば心身に大きな影響を与えることになります。

なお最近では慢性疲労症候群という病気もあります。ふつうとは違う激しいだるさが6ヶ月以上続きます。これも通常の検査では 異常ありません。患者の80%が女性です。微熱やのどの痛み、リンパ節の腫れなどを伴います。免疫異常や心理的要因、アレル ギー、ウイルス感染などが関与しているとされていますが、現代医学では、はっきりした原因はわかっていません。漢方では上記の慢性疲労に対する治療と並行して、漢方薬で免疫力の増強や抵抗力の強化を図りながら対応しています。

また夏ばてについては、体から必要な水分が元気とともに失われている状態ととらえられています。脱水症状には水分補給が絶対 必要ですが、ちょっとした夏ばてに清涼飲料をがぶ飲みするのは好ましくありません。漢方では麦門冬、五味子、炙甘草、生地黄、玄参などの生薬を用いて体内に必要な水分と元気を同時に補給し、夏ばてに対処しています。

いずれの場合も、心身を休めることとバランスがよく消化のいい食べものをとることが絶対に必要です。また一時的に栄養を補給 するビタミン剤やドリンク剤に頼っていては、慢性的な疲労倦怠感の治療にはならないという点もお忘れなく。ビタミン剤にばかり頼らないで、漢方薬でからだ全体のバランスを調え、自然なかたちで体調を取り戻してください。

西洋医学では
西洋医学では疲労倦怠感は病気と認められていませんので、とくに検査で他の病気が見つからない場合は、一般に治療などがなさ れることはありません。

慢性疲労症候群については、西洋医学的には原因が不明なので治療法も確立されていませんが、抗うつ剤が効くことが多いので抗 うつ剤が投与されることが多いようです。

もう少し詳しく中医学
気の不足には四君子湯や香砂六君子湯、気の流れの停滞には柴胡疎肝散や逍遥散、柴芍竜牡湯などが用いられます。また血の不足 には帰脾湯や四物湯、腎虚には右帰飲や左帰飲、杞菊地黄湯などが使われます。

論文「現代日本の疲労倦怠感の証の特徴」については、こちらをご覧ください。


参考症例・エッセイなど
 
以下の症例・エッセイ・関連ページも参考になさってくださいませ。
(日経DIコラムは薬剤師向けに漢方を解説するサイトですが、それ以外のかたも閲覧可能です。症例ものせて、わかりやすくまとめました)


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