薬石花房 幸福薬局
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漢方薬で痛風を根本から改善する
痛風とは、体内に尿酸が過剰に蓄積して血清尿酸値が高値を示し、このために尿酸塩の針状結晶が析出して急性炎症を発現する疾患です。

痛風は古来アレキサンダー大王やルイ14世など王侯貴族に特有の病気でしたが、戦後我が国でも急増してきました。これは食事 が西洋化し、高蛋白食を多く摂取するようになったからです。私たちが食べて「美味しい」と感じるのは、プリン体と呼ばれる蛋白 質によるもので、そのプリン体が体内で代謝された際に生じる尿酸という物質が血液中で飽和状態を迎えると鋭い針のような結晶を 作り、これが血管に刺さって激痛を感じるのが痛風発作です。

痛風の原因は、高蛋白食の多量摂取だけでなく、尿酸の代謝異常や排泄低下、またアルコールや脂肪の摂取、果糖の摂取、そして 利尿剤などの薬剤の服用などもあります。

痛風の初期は自覚症状が全くなく、血清尿酸値のみ高値を示しますが、この時期に腎機能障害が生じることもあります。次の段階 では急性関節炎、いわゆる痛風発作を生じます。しかし発作が緩解後は次の発作までまったく症状がなく、間歇期あるいは安定期と 呼ばれます。重要なことは、自覚症状がない時期でも体内で尿酸が蓄積され続けていることです。次の段階では、発作が緩解しない うちに次の発作が発現します。この段階では骨関節の変形や破壊、機能障害を伴い、尿酸塩が腎臓に沈着して腎障害を起こし、末期 は尿毒症で死亡します。また合併症も多く、高脂血症や高血圧、動脈硬化、肥満は特に危険因子です。

西洋医学では、痛風に対して、発作期にはコルシチンや抗炎症剤を、また間歇期(安定期)には尿酸排泄剤や尿酸生成抑制剤を用 います。コルシチンは発作の初期には有効ですが、激しい副作用を伴うため長期連用はできません。また尿酸排泄剤や尿酸生成抑制 剤は、服用中は血清尿酸値が下がりますが、高尿酸血症の根本原因を治療しているわけではありませんので、一生服用しなければな りません。服用を中断すると尿酸値が上がり、痛風発作を起こすからです。

一方、中医学(中国の医学)では、一人一人の痛風の原因を根本から改善し、再発を防ぐことを目的とします。痛風の根本原因に ついては、中医学の知識が豊富な専門家が診断すれば、「寒熱」や「気血水」のバランス、あるいは五臓の状態を調べて見出すこと ができます。特に中医学では「未病を治す」といって自覚症状が現れていないときの改善を重視します。痛風の場合ですと、尿酸排 泄機能や尿酸生成抑制機能を、自ら高めるようにします。
痛風に効果的な主な漢方薬
痛風を根本的に改善する漢方薬は数十種類あり、あなたに最適な漢方薬が何かは、一般の人には判断が困難です。それは、その人の体質や痛風の状態などによって、効果的な漢方薬が異なるからです。以下に比較的よく用いられる漢方薬を列挙しますが、漢方薬を服用する場合は、必ず漢方薬局などで中医学の専門家に相談して決めてください。

発作期 烏頭湯、 犀角地黄湯、 など
間歇期(安定期)   桂芍知母湯、 六味地黄湯加減、 など
間歇期(安定期)も食事には十分注意して下さい
漢方薬での改善と並行して、日常生活では以下の点に注意してください。

1:プリン体含有量の多い食品の摂取を控える

2:アルコール類は控えめにする

3:夜遅くの飲食は控える(特にあぶらっこいものなど)

4:食べ過ぎ・飲み過ぎに注意する

漢方薬と養生(日常の健康管理)で、一日も早く痛風と訣別してください。


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