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漢方薬と民間薬はどう違うのか
ドクダミ茶やハトムギ茶などのお茶や、霊芝や人参の粉末などが漢方薬と勘違いされることがよくありますが、これらは民間薬であり、漢方薬ではありません。
原料はどちらも生薬(薬効のある天然物)ですが、漢方薬は、明確な理論体系に基づいて組み合わされた、複数の生薬による処方です。それぞれの生薬が、お互いにその薬効を強め合うように配合されているのです。また、漢方薬は、一人一人の体質や症状に対して、その処方が違ってきます。中医師など漢方の専門家は、同じ病気の人に対しても、詳しくその症状を聞いて、さまざまな処方を使い分けます。たとえば幸福薬局では、初回は一人に数十分かけて詳しく話を聞き、その人の体質や病気の根本原因を見極めてから、漢方薬の処方内容を決めています。
一方、民間薬は、生薬を一種類のみの単品で用います。明確な理論体系はなく、昔からの言い伝えにより使用します。漢方薬のように一人一人の体質や症状に対して処方が違ってくることはなく、同じ病気ならば、だれに対しても同じ民間薬になります。また、漢方薬のように病気の根本原因を改善するというよりは、むしろ症状を和らげるような作用が中心です。ですから、ちょっとした軽い症状に対しては民間薬で対応できることもありますが、重い症状や慢性病に対しては漢方薬が必要となります。
快癒しにくい病気には「漢方薬」を
たとえば、いぼ取りの民間薬にハトムギがありますが、ハトムギだけですべての人のいぼが取れるわけではありません。民間薬は手軽に飲めて便利ですが、ちゃんと改善するためには漢方薬を服用する必要があります。糖尿病にタラ根皮、肝臓にウコン、成人病予防や滋養強壮にクコなど他にも民間薬はありますが、効果の点では漢方薬に遠く及びません。本気で病気を根本から改善するためには漢方薬を服用してください。
健康食品として販売されているものも民間薬と同様です。手軽に飲めますので、健康維持や軽い症状に対して補助的に用いるとよいでしょう。とくに最近は健康ブームで、マスコミでも「○○には△△が効く」といった情報が氾濫していますが、大袈裟な情報や根拠のない話も多いので十分注意してください。
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漢方薬 |
民間薬・健康食品 |
| 目的 |
病気を根本原因から改善する |
お茶代わりや補助的に手軽に飲む |
| 適応する病気 |
慢性病や重い症状 |
健康維持や軽い症状 |
| 処方の根拠 |
明確な論理体系に基づく |
言い伝えによる |
| 処方の内容 |
複数の生薬の効果的な組み合わせ |
1種類の生薬単品 |
| 処方の種類 |
同じ病気や症状に対しても、患者の体質や病気の原因によって、さまざまな漢方薬を処方する |
同じ病気や症状に対しては、だれに対しても同じ民間薬を用いる |
| 処方の一例 |
たとえば糖尿病に対しても、
柴胡疏肝散、柴芍竜牡湯、失笑散、四逆散、天王補心丹、桂枝理中丸、桃紅四物湯、資生湯、など数十種類ある |
糖尿病にタラ根皮、いぼにハトムギ、肝臓にウコン、成人病予防や滋養強壮にクコ、がんや肝臓病に霊芝や田七人参、疲労倦怠感に朝鮮人参、あせもやふけに桃の葉(入浴剤)、など |
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幸福薬局では民間薬も品質の高いものを選んで取りそろえていますが、民間薬で効果があまり見られない場合は、やはり漢方薬に切り替える必要があります。漢方薬と養生で、一日も早く病気と訣別してください。
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