-病気・症状別の解説-
(からだ全体)

むくみ

むくみは、血管からしみ出た体液がうまく循環されずに皮下組織などにたまった状態をさします。腎炎や肝硬変、心不全などの病気で全身がむくむことなどもありますが、日常よく見かけるのは、とくに病気ではないけれども発生するむくみです。夕方になると足がぱんぱんに張ったり、朝から顔がはれぼったい感じがあったり、女性だと生理前にむくみがひどくなったりというケースです。

このような症状に対して、漢方は効果を発揮します。

むくみに悩む25歳の女性がいました。一日中オフィスで机に向かって座って仕事をしていますが、午後になると足がむくみ、夕方にはぱんぱんになります。足の太さが朝と違うのが、自分でもわかります。とくに生理前にはむくみがひどく、痛みを感じることもあります。むくみ以外には疲れやすい、冷え症、寒がり、生理の量が多いなどの症状があります。

このかたは、日ごろから疲れやすくスタミナがないタイプです。そして身体の諸機能が弱いために体が温まらず、同時に水分の代謝もよくないのでむくみが生じています。こういう場合は白朮や茯苓などの生薬で水分代謝機能を高め、補骨脂、桂枝、巴戟天などの生薬で諸機能を高めてさらに水分の流れをうながし、むくみにくい体質を作ることができます。体の機能全体がよくなるので、同時に冷え症や生理の悩みも解消されます。

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