-病気・症状別の解説-
(からだ全体)
疲労倦怠感
30歳の女性で疲れやすさを訴えてカウンセリングに来たかたがいました。これまで大きな病気をしたこともなく、会社の定期健診でも毎年異常は見つかりません。しかしここ数ヶ月は疲れやすく、友だちからも「最近ちょっと元気がないんじゃない?」と言われたりします。パソコンを使う仕事をしていますが、目の疲れも強く、ときに目がかすむこともあります。
このかたの場合は仕事の疲れから内臓機能が低下し、体内の気や血が少なくなって慢性的な疲労をまねいている例です。内臓機能を高めて気を補う黄耆や人参などの漢方生薬と、熟地黄や酸棗仁、竜眼肉など血を補う生薬を服用してもらい、短期間でもとの元気と明るい笑顔を取りもどしました。
慢性的な疲労は、多くの場合このように内臓機能の低下や気血の減少をともないます。体の機能が衰えて体内の栄養やエネルギーの量が少なくなったために肉体的にも精神的にも元気が出ない状態です。とくに体のどこかが悪いわけではありません。
このような場合は漢方がよく効きます。漢方薬が全身機能を高めて活力を補ってくれるからです。
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