-病気・症状別の解説-
(アレルギー関係)

花粉症

35歳の男性の例です。2年前から急に花粉症になりました。仕事中でも水のような鼻水が流れ出ます。会議中にくしゃみが続けて出たりもします。鼻水はいつも突然出始めるので、気が気ではありません。頭が重く、集中力に欠け、憂うつな日々が続きます。ティッシュペーパーが手ばなせず、鼻のまわりは赤くかさかさです。大事な会議の前などは市販の鼻炎薬で症状を抑えますが、眠気がするし頭がぼうっとするし、鼻の奥やのどが乾いて不快です。

漢方では、花粉症は、体内にある余分な水分が花粉の刺激によってあふれ出し、鼻水、くしゃみ、涙、鼻粘膜のむくみ、目のかゆみとして現れてきている現象ととらえます。漢方で見立てる体質のひとつに、体内に冷たい水分が過剰に存在する体質というのがありますが、そういう体質の人は花粉症になりやすいのです。花粉症に悩む人は、そういう体質を漢方薬で改善していけばいいのです。

この男性の場合は、体内の余分な水分を排泄する働きのある半夏や路路通などの漢方生薬に、体を温めてアレルギー体質を改善するための乾姜や白芍などの生薬を一緒に煎じて服用してもらいました。半年ほど漢方薬をつづけてもらい、その結果、翌年からは花粉症のために薬を飲むことがなくなりました。

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