-病気・症状別の解説-
(女性特有のもの)
更年期障害
47歳の女性で、近ごろ肩こりや頭痛、のぼせ、不眠などがひどくなってきたというかたがいました。そろそろ更年期の始まりかという気がし、また、そのかたの母上がつらい更年期を過ごされていたので、できれば何とかしたいと思い、カウンセリングに来ました。
更年期障害は、女性の更年期に内分泌ホルモン系の機能低下や自律神経機能の失調にともなって表れるさまざまな症状のことです。更年期は閉経年齢の50歳を中心に、45歳から55歳くらいまでの期間をさしますが、更年期障害の症状は、早ければ30歳代から表れることもあります。
更年期障害の原因には、卵巣の加齢などによるエストロゲンというホルモンの分泌低下を中心に、自律神経系の失調、心臓血管系の障害などが含まれます。また30歳代後半から40歳代にかけて生じる、消化器系や腎臓膀胱系、皮膚や筋肉などの機能低下も関係してきます。社会的なストレスや老後への不安感などが要因となる場合も多く見られます。
漢方では、更年期に起こるさまざまな不調を整えることにより、更年期障害の諸症状を緩和します。とくに漢方薬にはホルモンのバランスや自律神経系を調整する働きが強くあるので効果的です。先の女性の場合も、生地黄、牡丹皮、赤芍、山茱萸などの生薬を用いてホルモンバランスや自律神経系を調整し、更年期を快適に過ごしました。
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