-病気・症状別の解説-
(皮膚・肌の関係)

脂性肌(オイリースキン)

私たちの体は全身すっぽりと皮膚に包まれています。肌が乾燥しやすいか、あるいは脂っぽいかは、皮膚とくにその一番外側の層である角層に含まれる水分量と、角層の表面に広がる皮脂の量、このふたつの要因に大きく左右されます。皮脂の分泌量が過剰な状態が脂性肌です。

28歳のOLで、皮膚科に通院してもなかなかニキビが治らないので漢方で体の内側から根本的に治したい、というかたがいました。礼儀正しくにこやかな女性ですが、仕事や家庭でのストレスを抱え込んでしまうタイプのようです。お通じは便秘と下痢を繰り返し、お小水はわりと近いほう。生理前に気分が落ち込んだりイライラしたりしやすく、また問題のニキビも生理前に大きいのができやすいとのことです。

このかたは、ストレスが原因で微妙に体内の調子が崩れ、体内でいろいろなものの流れが悪くなっています。その結果、流れが悪くなって体内にたまったものがニキビというかたちで現れてきていたのです。このような場合は、漢方薬で体内の気の流れをサラサラにしてストレスの影響をやわらげ、さらに体内にたまった余分なものを捨てる体質づくりをします。その結果、ニキビは自然に消えるはずです。具体的には、柴胡や白芍や香附子などの生薬で気の流れを整え、金銀花や知母などの生薬で余分なものを排泄します。

実際、ニキビは約半年できれいになくなりました。そして「実は肌が脂っぽくてテカテカ光り、お化粧ののりもよくなかったのですが、その悩みもすっかりなくなって本当に助かります」とのことでした。その後、漢方薬をやめてもらいましたが、それ以降もニキビが出ることはなく、オイリースキンも解消されたままのようです。

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